つきたてのお餅の柔らかさをなるべく保ちたい!
砂糖を使うと、お餅が固くなりにくいって聞きますよね。
とはいえ、どのタイミングで、どのくらい砂糖を入れたらよいのでしょうか。
こちらの記事では、お餅に砂糖を混ぜるタイミングや、砂糖の代わりに使えるトレハロースなどについてご紹介しています。
お餅の柔らかさをなるべくキープしておきたい方は、チェックしてみてくださいね。
餅に砂糖を混ぜるタイミングは?
餅を作る際に砂糖を加えることで、餅が固くなるのを防ぐ効果があります。
砂糖は、餅が冷えても固くなりにくくする働きがあるため、柔らかさを保持するのに役立つのです。
餅を固くしないために砂糖を入れるタイミングは、もち米を蒸し上がった後、餅つきをする前に加えるのが一般的です。
つまり、もち米をつく前の粘り気が出始めた段階で砂糖を加え、それからよく混ぜ合わせてから餅つきを行います。
この方法により、砂糖が餅全体に均等に分散し、均一な甘さと柔らかさを保つことができます。
また、砂糖の量は、もち米の量やお好みによって調整してください。
通常、もち米1キログラムに対して砂糖100グラム前後を目安にすると良いでしょう。
砂糖を入れたお餅の日持ちはどう?
砂糖を加えたお餅は、砂糖が自然な防腐剤として働くため、少し日持ちが良くなります。
しかし、餅は基本的には生ものであり、保存状態によってはすぐに品質が落ちる可能性があります。
冷蔵保存する際は、餅が乾燥しないように適切に密封することが重要です。
さらに長持ちさせたい場合は、普通のお餅と同様に冷凍保存がおすすめです。
適切に密封して冷凍庫で保存すれば、1か月から2か月程度は品質を保つことができます。
餅が固くならないようにトレハロースを入れる
トレハロースは、トウモロコシなどのデンプンから抽出された甘味料です。
その甘さはお砂糖の半分以下です。
トレハロースはお餅の水分の保持を助け、柔らかさをキープする働きがあるんですね。
さらに、甘味が穏やかで、普通の砂糖に比べて味の干渉が少ないため、お餅の自然な風味を損なうことなく、甘さを加えることができます。
砂糖と同様に、冷蔵や常温保存時にお餅が硬くなるのを遅らせることができます。
トレハロースの使用方法
お餅にトレハロースを加えて柔らかくする場合、もち米1キログラムに対してトレハロースの適切な添加量は約50~100グラムです。
この量はお餅を適度に柔らかく保ち、適切な甘味を提供するのに役立ちます。
お餅にトレハロースを入れる場合の、簡単な手順は以下の通りです。
1・もち米の準備
もち米を洗ってから、十分に水に浸しておきます。その後、蒸し器で適切に蒸し上げます。
2・トレハロースを入れる
蒸し上がったもち米がまだ熱いうちに、トレハロースを均等に散布してから混ぜ合わせます。
トレハロースは熱さによって溶けやすくなるので、冷めないうちに入れてください。3・餅つき
トレハロースを加えたもち米を通常通りに餅つきをします。
注意点
トレハロースを加えることで餅は柔らかく保たれるだけでなく、甘味も加わるため、加える量には注意が必要です。
トレハロースの量を調整することで、餅の柔らかさと甘さのバランスを自分の好みに合わせることができます。
自分好みのお餅の質感と風味を調整してみてください。
固くなったお餅を柔らかくする簡単な方法
時間が経つと固くなってしまうお餅を、再び柔らかくする方法をご紹介します。
家で作ったお餅も、市販のお餅も長持ちするように特定の添加物が使用されていますが、今回は家庭で簡単にできる方法に焦点を当てます。
電子レンジを利用した加熱法
・耐熱皿にお餅を置き、少量の水を振りかけます。
・お餅をラップで包み、電子レンジで1~2分間加熱します。
加熱は、短い時間から様子を見ながら増やすようにしてください。
適量の水を加えることで、お餅が硬くなるのを防ぎます。
炊飯器を使って柔らかくする方法
・お餅を個別にラップに包み、炊飯器に入れて保温設定にします。
・約30分待つとお餅が柔らかくなります。
炊きたてのご飯の上にお餅を置くと、さらに柔らかくなります。
鍋で茹でる方法
・鍋にお餅が浸るくらいの水を入れて、お餅を加えます。
・水が沸騰したら、弱火で2分間茹でます。
お餅を水から茹で始めることで均等に温まり、理想的な柔らかさになります。
フライパンで蒸し焼きする方法
・フライパンに薄く油を引き、水に浸したお餅を入れます。
・少し水を加えた後、すぐに蓋をして蒸し焼きにします。
・火を止めてから予熱で7分放置すると、お餅がもちもちとした食感になります。
これらの方法を用いることで、硬くなったお餅をおいしく再生することができます。
特にフライパンでの蒸し焼きは、お餅を新鮮な状態に近づけることが可能で、試す価値があります。
餅が固くならないコツ!まとめ
お餅が硬くなるのを防ぐために砂糖を加える方法をご紹介しました。
砂糖はお餅が冷えても硬くなりにくくし、柔らかさを保つ助けとなります。
適切なタイミングで砂糖を加えることが重要で、もち米を蒸し上げた直後、餅つき前に砂糖を混ぜるのが一般的です。
この方法で砂糖が均等に分散し、お餅の均一な甘さと柔らかさを保つことができます。
また、トレハロースも砂糖と同様に、お餅を柔らかく保つ働きがあります。
柔らかいお餅がお好きな方は、ぜひ試してみて下さいね。