プラスチック製の容器の蓋が固くて開かない時ってイライラしますよね。
そんな時に役立つ6つの対処法をご紹介します。
既に知っているお馴染みの方法から、電子レンジを使った方法までいろいろあります。
また、蓋が開かなくなる原因や、固着するのを防ぐための方法についても言及していますので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
プラスチックの蓋が開かない!解決できる6つの方法
それではさっそく、蓋を開けるための方法について、簡単なものからご紹介します。
1・布やタオルを使う
蓋を開ける時に、手でしっかりとホールドするために、布やタオルを使います。
布やタオルを蓋の上に広げ、しっかりと蓋の形に合わせて巻きつけます。
力を均等に加えながら、ゆっくりと蓋を開ける方向に回します。
無理に力を加えすぎると蓋や容器を破損する恐れがあるので注意が必要です。
2・ゴム手袋やゴムバンドを使う
ゴム手袋やゴムバンドを使う方法は、滑りを防ぎながら蓋に対してより多くの回転を加えるための効果的な手段です。
ゴムによって蓋に摩擦力が増し、手が滑りにくくなります。
ゴムバンドの場合は、蓋の周囲に一周以上巻きつけます。
蓋の上端近くに位置させると、より効果的です。
ゴムバンドの場合も、蓋に対して摩擦を増加させ、手が滑るのを防ぎます。
3・温かいお湯を使う
温かいお湯を使う方法は、蓋の材質を膨張させて隙間を生み出し、開けやすくします。
ここで重要なのは、お湯の温度と蓋にかける方法に注意することです。
お湯は熱すぎず、やけどしない程度の温度(通常、50℃から60℃)が適切です。
容器を安定した場所に置き、温かいお湯を蓋の外側、特に固く閉じている部分に直接かけます。
蓋にお湯をかけた後、数分間そのままにしておきます。
この時間が蓋の材質を柔らかくし、膨張させて固着を緩めてくれます。
一度で開かない場合は、もう一度温かいお湯を蓋にかけてから再度試してみてください。
4・電子レンジを使う
この方法は、蓋が膨張して緩むことが期待できる場合に有効ですが、容器が電子レンジ対応であることを確認してください。
電子レンジで容器を少し温めると、内部の気圧が調整されて蓋が開けやすくなる場合があります。
加熱する時は、30秒程度から様子を見て、温めすぎないように気をつけます。
また、外に出すときには熱くなっている可能性もあるので、鍋つかみなどを利用してくださいね。
5・容器に力を加える
容器を両手で持ち、軽く押すか、やさしく絞ることで容器の形を少しだけ変えます。
これにより、蓋と容器の間に微細な隙間が生じ、空気が入り込み、開きやすくなることがあります。
または、蓋の端を木のスプーンやすりこぎなどで、軽くたたきます。
蓋の端を軽くたたくことで、蓋がわずかに動いて、空気が入る隙間ができることがあります。
6・ぬるま湯でこびりつきを除去
蓋が開けにくい原因が食品などのこびりつきの場合、ぬるま湯を使って隙間に染み込ませると汚れが柔らかくなります。
熱すぎるお湯はプラスティックを損傷する可能性があるため、手で触れられる程度の温かさ(40度前後)にしておきます。
キッチンペーパー、スポンジ、または清潔な布をぬるま湯に浸します。
湿った布やキッチンペーパーをプラスティック蓋の隙間に直接当てます。
特に蓋のねじれ部分や隙間がある部分にしっかりと密着させることが重要です。
布やキッチンペーパーを蓋に当てたまま数分間待ちます。
時間をおくことで、こびりついた汚れを柔らかくして落としやすくします。
一度で蓋が開かない場合は、手順を繰り返し、さらにこびりつきを柔らかくしてから再度トライしてみてください。
プラスチック容器の蓋が開かない理由
プラスチック容器の蓋が開かない主な理由には、以下のようないくつかの理由があります。
容器の中の気圧の変動
電子レンジで加熱した後や、温かい食品を密閉した場合、容器内の気圧が変化して外の気圧との差により、蓋が容器に強く押し付けられ、開けにくくなります。
温かい食品を入れてすぐ蓋をする場合にも同じことが起こります。
真空効果
内容物が冷却されると内部の空気が収縮し、蓋が容器に吸い付くような状態が生じ、これが蓋を固く閉じてしまう原因となることがあります。
蓋の変形や損傷
蓋や容器が物理的に変形していたり、ひびが入っている場合、それが正しく密閉されず、または開けにくくなる原因になります。
蓋と容器の間の汚れや粘着物質
蓋と容器の間に食品の断片や油分が挟まると、それが時間と共に固まり、蓋が容器に密着してしまうことがあります。
以上のような理由を知っておくと、プラスチック蓋が開かない時の対処法が理解しやすくなり、次に蓋を開けるときもスムーズに行えるようになりますよ。
プラスチック蓋の固着を防ぐ方法
プラスチック蓋が固まってしまうのを防ぐ方法についてもご紹介します。
日常のちょっとした工夫で、蓋が固くて開かなくなる事を防ぐことができます。
電子レンジ使用時の対策
電子レンジでプラスチック容器を使う時は、蓋を完全にはずすか、少しだけ開けておくと良いです。
蓋を閉めたまま加熱すると、容器内の水蒸気が逃げ場を失い、蓋が固まりやすくなったり、食品が乾燥しやすくなります。
蓋を少し開けておくことで、内部の圧力が溜まりすぎず、水分も適切に保たれます。
また、電子レンジ使用ができる容器を使ってください。
電子レンジに使えるプラスティック容器には、電子レンジ使用時の使い方についても書いてあったりします。
電子レンジ用プラスチック容器の活用
プラスチック容器の中には「電子レンジ専用」をうたっているものも多いです。
電子レンジ専用のプラスチック容器は、熱に関する対策がされているので、変形することもなく便利に使うことができます。
これらの容器は、蓋と本体の間に微細な隙間があらかじめ設けられており、加熱時に内部の圧力が外に逃れやすく設計されています。
そのため、蓋が固着するのを防ぐことができます。
以上のようなことに気を付けることで、プラスチックの蓋が固まるのを防ぎやすくなります。
適切な加熱管理で蓋の固着を防ぐ
プラスチック蓋が固まる主な原因の一つには「加熱のしすぎ」が原因の場合もあります。
食品を長時間加熱しすぎると、不要な水分が蒸発し、味も損なわれ、食品にとっても良くないです。
そして、過剰な加熱によって、蓋が容器にしっかり固着されやすくなります。
加熱時間を適切に管理し、必要に応じて少しずつ時間を伸ばしていくことが大事です。
こうすることによって、プラスチック容器の固着を防ぐことができます。
プラスチックの蓋が開かない?まとめ
プラスチック製の蓋が固く閉じてしまう問題は、日常のちょっとした工夫で解決できます。
特に電子レンジ使用後の気圧変化が原因である場合、蓋を完全に外すか少し開けておくと良いです。
また、蓋に滑りにくい布やタオルを巻いたり、ゴム手袋を使用することで、グリップ力が増し、開けやすくなります。
蓋が開かない場合は、容器を軽く変形させる、温かいお湯で蓋を温める、ぬるま湯でこびりつきを除去する方法も効果的です。
これらの方法を活用して、次に蓋を開ける際にスムーズに行えるようにしましょう。