「水に溶ける紙」をご存じですか?
このユニークな紙は、アイデア次第でとても幅広い用途に使うことができます。
灯籠流しや手芸の下絵作成、ガーデニングなど、さまざまなシーンで活躍してくれます。
そんな便利な「水に溶ける紙」がダイソーなどの100均で手に入るのか気になるところです。
この記事では、ダイソーやセリアなどの100均で「水に溶ける紙」が手に入るのか?
また、水溶性紙の入手方法、種類、さらにはオリジナルの紙製石鹸の作り方までわかりやすく解説します。
水に溶ける紙はダイソーに売ってる?
結論から言いますと、ダイソーやセリアなどの100均には「水に溶ける紙」が置いてない可能性が高いです。(2025年1月現在)
こちらは2024年のX(旧Twitter)からの情報です。
何体か何十体か犠牲になってもらうわ!!
水に溶ける刺繍シートがセリアもダイソーも手芸店も無くて ネット注文になりそう— popo (猫の名) (@tokimeki2021) May 20, 2024
えっ、ダイソーの水に溶ける刺繍シート廃盤になってるの…
— すぅ🦔 (@1337Ezis) April 30, 2024
どうやらダイソーなどの100均では「水に溶ける紙」が廃盤になっている模様です。
そのため、2024年現在はAmazonなどの通販で購入している方が多いようです。
また、100均で売っていたは「水に溶ける刺繍シート」という商品名だったのですが、水に漬けても糊が完全に溶けないなどの難点があったようですね。
そこまで値段が高いものではないので、通販でサクッと買ってしまった方が得策ではないでしょうか。
水溶性紙の種類とは?
上記で紹介したのは刺繍用の「水に溶ける紙」でしたが、水溶性紙には、以下のようにいくつかの種類があります。
種類 | 特徴・用途 |
---|---|
刺繍用水溶性シート | 刺繍の下絵作成に便利で、細かいデザインにも対応 |
シークレットペーパー | 水で完全に溶けるため、機密情報の処理に最適 |
水に溶けるメモ用紙 | メモが水で消える特殊効果、油性ペンで書くと文字が残る |
それでは順番に見ていきましょう。
刺繍用水溶性シートの特徴と活用方法
刺繍用水溶性シートは、特に細かいデザインの刺繍をしたいときに便利な道具です。
シートに直接デザインを描いて布の上に乗せ、そのまま刺繍するだけで使えます。
最近は水に溶ける刺しゅうシートがあって、布に貼った上から刺繍して最後に水で溶かすと完成。
刺しゅう経験のある人なら布地に図案を移す大変さを知っているだろうからオススメ。 pic.twitter.com/Nb3WHF1Ha5— 青猫亭たかあき (@aoneko44) April 11, 2021
刺繍が終わったら水につけるとシートがすぐに溶け、デザインだけが布に残ります。
複雑な模様や曲線の多いデザインでも、ガイドラインとして活躍します。
手芸初心者でもきれいな仕上がりが目指せるため、人気のアイテムです。
シークレットペーパーの魅力と活用例
シークレットペーパーは、見た目は普通の白いコピー用紙とよく似ています。
しかし、水に浸すと紙全体がサッと溶けてなくなってしまう特徴があります。
普通のコピー用紙に比べると割高にはなりますが、個人情報を含む重要書類やメモの処分に最適で、シュレッダーを使わず簡単に破棄できます。
さらに、環境に優しい成分で作られているため、灯籠流しなどのイベントにも適しています。
機密性を重視しながら、エコ意識の高い方にもおすすめの便利アイテムです。
水に溶けるメモ用紙のユニークな使い方
水に溶けるメモ用紙は、特にサプライズ演出にぴったりのアイテムです。
水に浸けると紙が自然に溶けてしまい、まるでメッセージが消えてしまうような効果が得られます。
油性ペンで書いた場合は、紙が溶けても文字だけが残るため、特別なメッセージ作成にも活躍します。
サイズが小さく持ち運びやすいので、ギフトカードや宝探しのヒントなど、遊び心のある演出にもぴったりです。
水溶性紙の製造工程と特徴
水溶性紙は、植物由来の「カルボキシメチルセルロース(CMC)」と化学パルプを主原料として作られています。
CMCは食品添加物としても知られる安全な成分で、紙に水溶性の性質を与える役割を担っています。
これにアルカリ処理を加えることで、紙の繊維の結合強度が弱まり、水に触れるとすぐに溶ける性質が生まれます。
紙せっけんが簡単に作れる
この「水に溶ける」という特性を活かして「紙せっけん」の作成も可能です。
作り方は簡単で、液体石鹸や泡石鹸を水溶性紙に塗り、しっかり乾燥させるだけ。
乾いた後に適当なサイズにカットすれば、オリジナルの紙製石鹸が完成です。
こちらの動画では、ベースとなる紙にトイレットペーパーを使っています。
確かにトイレットペーパーも水に溶けますよね。
旅行やアウトドアでも便利で、使い切りで衛生的なため、多くの場面で活用できます。
水溶性紙が水に溶ける仕組みとは?
水溶性紙が水に溶ける秘密は、その繊維構造にあります。
一般的な紙よりも繊維の結びつきを意図的に弱め、結合強度を下げることで、水に触れると繊維がほぐれやすくなっています。
水が繊維の隙間に入り込むと、繊維同士の結合が分解され、紙全体が溶ける仕組みです。
この特性は、灯籠流しやサプライズメッセージなど、「消えてなくなる」という演出にぴったりです。
一方で、紙が簡単に溶ける性質から、保存性には注意が必要です。
水に溶ける紙はダイソーに売ってる?まとめ
残念ながら「水に溶ける紙」はダイソーなどの100均では手に入りにくいですが、通販で気軽に購入はできます。
水溶性紙の特徴や使い方についてもご紹介しました。
「水に溶ける紙」は灯籠作りや手芸、サプライズメッセージなど、日常のさまざまなシーンで活用されています。
特に、植物由来の「カルボキシメチルセルロース」と化学パルプを使った水溶性紙は、安全性が高く、家庭での手作りアイテムにも最適です。
水に溶ける仕組みは、紙の繊維を弱めることで実現されています。
さらに、液体石鹸を塗って乾燥させるだけで、オリジナルの紙製石鹸を作ることもできます。
ぜひ、アイデア次第で多用途に使える水溶性紙を使ってみて下さいね。