家庭で作ったいなり寿司が余ることはよくありますが、そういう場合は適切に保存しておいしく食べたいですよね。
いなり寿司は冷蔵保存が適していますが、冷えると酢飯が固くなってしまいがち。
この記事では、固くなったいなり寿司を再び柔らかくおいしく食べられるか、その方法についてご紹介します。
さらに、自家製いなり寿司をより長く保存できる技術や、美味しい再加熱方法についてもご提案します。
電子レンジ活用で、冷蔵したいなり寿司を再び美味しく!
いなり寿司は生ものですから、長く常温にしておけません。
余ったいなり寿司を冷蔵庫に入れてしまうのは自然の流れです。
でも、後で食べようと冷蔵庫から取り出したいなり寿司って、硬すぎて食べにくいんですよね。
でも大丈夫です!
電子レンジを活用すれば、この問題を手軽に解決できますよ。
これから、電子レンジを使った酢飯の温め直し方ご紹介しますね。
電子レンジでいなり寿司を温めてみる
家庭用の電子レンジで冷蔵されたいなり寿司を温める場合、大体30~40秒が目安です。
ただし、使用するレンジの出力によって加熱時間を調整することが大切です。
もし温度が不十分な場合は、10秒ずつ加えて最適な加熱度を見つけ出してください。
常温で戻すのはダメなの?
もちろん、室温で自然に戻す方法も存在しますが、これには時間がかかり、外側のみが暖まるリスクがあります。
一方、電子レンジを使えば内部まで均一に加熱し、効率的においしく温めることが可能です。
電子レンジで短時間加熱するだけで、食感が向上し、より美味しくいただけます。
冷蔵時のいなり寿司酢飯が硬くなる原因
いなり寿司を冷蔵庫に入れると、酢飯が硬くなり、米粒がバラバラに崩れることがあります。
普通に冷蔵庫に入れただけなのに、そんな状態になると悲しくなりますよね。
この硬くなってしまう現象は、冷蔵によって米のでんぷん質が凝固するからです。
理想を言えば、常温での保存が適していますが、食品の安全を考慮すると、冬季以外では推奨できません。
特に春や秋には気温が変わりやすく、常温での保存は避けたほうがいいですよね。
すぐに1時間以内に食べるとかいう場合は別にして、何時間も置いておくのは得策ではありません。
夏はもちろん、他の季節でも冷蔵が最も安全な選択です。
電子レンジの過熱しすぎには要注意
いなり寿司を電子レンジで加熱することにより、冷えて固くなった酢飯が柔らかくなります。
まわりの油揚げも柔らかくなることで食感が全体的に改善されます。
しかし、加熱し過ぎには注意が必要で、過度に加熱するとお酢の風味が減少することがあります。
冷蔵で保存した場合は、風味が落ちないうちに早めに温め直して食べることが望ましいです。
いなり寿司の冷蔵庫保存に関しては、せいぜい翌日まででしょうか。
数日から1か月とかの長期保存を考える場合には、冷凍保存が適しています。
余ったいなり寿司の冷凍保存
いなり寿司は、冷凍で長期保存することも可能です。
私の家でも、いなり寿司はよく冷凍することがあります。
とはいえ、長い間冷凍していると風味も落ちてきますので、1か月くらいの間には食べたいですよね。
冷凍の手順はシンプルです。
いなり寿司を一つずつラップで密閉し、個数があればジップロックに入れて冷凍庫に入れます。
重要なのは、それぞれのいなり寿司を個別にラップすることにあります。
個別に包むことで、解凍する際に必要な分だけを容易に取り出せ、効率的かつ無駄がなくなります。
特に、少ない量を食べたい時や一人で食べる時に、個別包装は非常に便利です。
必要な分だけを手軽に解凍することができます。
また、ラップをした後、ジップロックバッグに入れておくと、冷凍焼けを防ぐことができ、風味を保ちやすくなります。
いなり寿司の冷凍保存は、小腹が空いたときなど軽食や間食にも重宝します。
冷凍したいなり寿司をおいしく解凍するには?
冷凍したいなり寿司の解凍にも電子レンジが役立ちます。
冷凍したいなり寿司は「自然解凍」も可能ですが、あまりおすすめしません。
その理由は、自然解凍では酢飯が乾きやすく、油揚げが劣化しやすい上、時間もかかります。
すぐに美味しく食べたいなら、電子レンジでの解凍が適しています。
電子レンジを使用すると、酢飯は適切に水分を再吸収し、油揚げも柔らかくなりやすいです。
次に、電子レンジを使用した解凍の詳しい手順について説明します。
冷凍したいなり寿司を電子レンジでおいしく解凍
1つのいなり寿司につき約1分間の加熱が基本ですが、様子を見ながら時間調整をすることが大事です。
冷蔵を温めるさいにもお話しましたが、酢飯を過熱するとお酢の風味が損なわれる可能性があるためです。
解凍する際は、いなり寿司の数や大きさ、そして使用する電子レンジのパワーによって最適な時間を判断する必要があります。
初回の解凍では、最初に1分間加熱してから加熱時間を調整すると良いでしょう。
ただし、外側が暖かくても中心が冷たい場合があるので注意が必要です。
解凍中に位置を変えることで、より均等に加熱できます。
常温でいなり寿司を楽しむ場合は、適度に加熱後にラップを取り、少し冷ましてから食べることで、好みの温度に調節しやすくなります。
もし「お酢の風味が弱まってしまった」と感じたら、次回の加熱時間を短くすることで調整が可能です。
また、解凍したいなり寿司が食べきれない場合、再冷凍は避けた方が無難です。
必ず1度に食べきれる量を解凍するようにしてくださいね。
余ったいなり寿司は冷凍保存で長く楽しめますが、味の劣化を防ぐためにも1ヶ月以内に食べきった方がいいです。
いなり寿司の保存で固くならない方法とは?まとめ
この記事では、いなり寿司の保存方法と、おいしく温め直す方法についてご紹介しました。
冷蔵状態ではいなり寿司の酢飯のでんぷんが変質し硬くなることがあります。
その柔らかさを再現するためには、電子レンジでの加熱が有効です。
また、長く保存したい時には冷凍保存がおすすめです。
冷凍したいなり寿司を解凍する際にも電子レンジが役立ちますよ。
ぜひ試してみて下さいね。