ハーブは虫除けに効果ないってホント?おすすめハーブ12種類のご紹介

豆知識

多くのハーブが放つ爽やかな香りには、虫を寄せ付けない効果があると言われています。

しかし、中には「ハーブによる虫除けは本当に効果があるのか?」と疑問を抱く人もいます。

実際に、ハーブにはある程度の虫除け効果が認められていますが、これが全ての虫に効くわけではありません。

この記事では、ハーブの虫除け効果について詳しく解説し、特に効果的だとされる12種類のハーブを紹介します。

自然な虫除け方法を求めている方やハーブに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

ハーブに虫除け効果はないの?

ハーブには虫が嫌う特定の成分や香りが含まれており、一定の虫除け効果が期待できます。

これは自然由来の成分であるため、小さな子どもがいる家庭でも安心して使用できます。

しかし、ハーブが全ての虫に効果的であるわけではなく、効果は主に虫を寄せ付けないことに限られます。

虫を殺す効果は期待できないため、その点は注意が必要です。

市販の虫除け製品と比べると効力は弱い場合があるため、一部の人には効果が感じられないかもしれません。

虫除けに効果的な厳選された12種のハーブ


こちらでは、特に虫除け効果が高いと評価される12種類のハーブを紹介します。

各ハーブは異なる香りや特定の虫に対する効果がありますので、お好みに合わせて選んでみてください。

ローズゼラニウム:蚊やハエ対策に

ローズゼラニウムは、ヨーロッパで古くから「魔除け」としても用いられてきた植物です。

「シトロネラール」と「テルピネオール」を含むことから蚊やハエを遠ざける効果があります。

花色が美しく、香りも豊かで、玄関先にも適しています。

私自身、庭がある頃にこれを植えていました。

清涼性のある独特の香りがするので、虫を寄せ付けないという触れ込みも納得でした。

カレンソウ(蚊連草):蚊、ハエ、ダニ、ゴキブリ対策に

カレンソウはローズゼラニウムとシトロネラを交配させて作られたハーブで、見た目はローズゼラニウムに似ています。

虫除け効果を高めるためには、葉を揉んで香りを放出させることが重要です。

育てやすいため、ガーデニング初心者にも適しています。

ラベンダー:蚊、アリ対策に

ラベンダーに含まれる「リナロール」は防虫効果を持っており、リラックス効果の高い香りはリビングや寝室に置くと心が落ち着きます。

また、ラベンダーを使ったサシェを作るのもおすすめです。

ローズマリー:蚊対策におすすめのハーブ

ローズマリーに含まれる「カンファー」という成分は防虫効果があり、洋服の防虫剤としても使用される樟脳と同様です。

ローズマリーの爽やかな香りは料理にも利用でき、その育てやすさから初心者にも特におすすめの植物です。

レモングラス:蚊、ゴキブリ、ダニ対策に

レモングラスは、「シトラール」と「シトロネラール」を含むことで知られ、優れた虫除け効果を発揮します。

このインド原産の植物は昔から蚊帳などに利用されてきました。

独特のクリーンなレモンの香りと、イネ科植物の藁のような香りが特徴です。

ユーカリ グロブルス:蚊、ハエ対策に

ユーカリ グロブルスは主成分「1,8シネオール」により蚊やハエを寄せ付けない性質を持っています。

このユーカリ種は、感染症の予防にも利用されるほどで、その清涼感あふれる香りは呼吸器の不快感を和らげるのにも効果的です。

レモンユーカリ:蚊、ゴキブリ対策に

レモンユーカリは、爽やかなレモンの香りが特徴のユーカリ種です。

「シトロネラール」の効果で蚊やゴキブリを遠ざけることができます。

また、リラックス効果もあり、寝室に置くことでより快適な睡眠をサポートします。

ペパーミント:蚊、アリ、ダニ対策に

ペパーミントは「メントール」を豊富に含むことで知られ、その清涼感のある香りは蚊やアリを寄せ付けません。

体感温度を下げる効果もあるため、特に夏場の使用がおすすめです。

ベランダや窓辺で育てることで、その爽やかな香りを楽しむことができます。

ティーツリー:主に蚊対策に

ティーツリーはオーストラリア原産で、アボリジニによって古くから使用されています。

現在ではオーストラリアを代表する土産としても有名なティーツリーオイルが、ライムに似た爽やかな香りで虫除けやカビ防止に効果を発揮します。

また喉に良いことでも知られています。

タイム:蚊、ハエ、ナメクジ、ゴキブリ対策に

タイムに含まれる「チモール」は、痛みを和らげる効果がある一方、害虫に対しては毒性を持っています。

このハーブは蚊やハエ、ナメクジ、ゴキブリなどの害虫に効果的ですが、ペットがいる家庭では使用に注意が必要です。

クローブ:蚊対策に効果的

クローブに含まれる「オイゲノール」という成分は蚊を遠ざける効果があります。

クローブはカレーやその他の料理で使われることも多く、そのスパイシーで甘い香りが特徴です。

また、生薬としては「丁子」とも呼ばれています。

バジル:蚊やハエ対策に

バジルに含まれる「シネオール」は、その独特の香りで蚊やハエを寄せ付けません。

ドアや窓のそばに植えると防虫効果が期待できます。

また、料理にも使用することができるため、キッチンの近くに置くと便利です。

虫除けに効果的なハーブの使い方トップ3

次に、虫を遠ざける効果があるハーブの活用方法を紹介します。

鉢植えやプランターで栽培して身近に置く

ハーブを鉢植えやプランターで育てることで自然に虫除け効果を得ることができます。

初心者は育てやすい苗から始めることをお勧めしますが、種からの栽培は発芽が遅くなりがちで、失敗するリスクも高まります。

ハーブの植え方は以下の通りです。

・鉢底ネットと鉢底石を敷いて、鉢やプランターに培養土を3分の1まで入れる。
・ハーブの苗をポットから取り出し、土を落としながら根をほぐす。
・苗を鉢やプランターに置き、土を2~3cm下まで追加する。
・鉢やプランターに土を満たしすぎないことは、水やり時の水漏れを防ぐためです。
・プランターの場合は、苗間に20~30cmの間隔を保つことが望ましいです。
・根元を押さえてしっかりと水を与える。

市販のハーブ専用土や野菜用土を使用することができます。

複数のハーブを一緒に植える場合、ケアが少し複雑になるため、初めは一種類から始めることをお勧めします。

ハーブは乾燥を好むため、植えた後の水やりは控えめにしましょう。

虫が気になる場所にハーブを配置すると良いでしょう。

例えば、玄関、ベランダ、リビング、寝室などがあります。

ドライハーブを作成して身近で利用する

自然な虫除けとして、またインテリアとしても活躍するドライハーブの作り方をご紹介します。

ドライハーブの作成方法は以下の通りです。

・ハーブを軽く水洗いした後、水分を拭き取り、小分けにして束ねます。
・通気性の良い日陰の場所で束ねたハーブを吊るします。

葉だけを使ってドライハーブを作る場合は、葉が重ならないようにしてざるに広げ、定期的に上下を反転させるのがコツです。

ドライハーブは直射日光を避けて乾燥させることが重要です。

強い日差しはハーブの香りを損ねる可能性があります。

また、香りを保持するためには、短時間で乾燥させることも大切です。

湿度が高い時期はドライハーブ作りに不向きなので、注意が必要です。

完成したドライハーブは、サシェとしてクローゼットなどに吊るしても良いでしょう。

麻や不織布の袋に詰めて、簡単にサシェを作ることができます。

また、複数のハーブを組み合わせて作ることで、その効果を高めることができます。

手作り虫除けスプレーを利用する

ドライハーブを利用して、手作りの虫除けスプレーを作ることができます。

これは化学薬品を含まないため、安全に使用できます。

虫除けスプレーの作り方は以下の通りです。

・適量のドライハーブを空の瓶に詰め、その上から無水エタノールを注ぎます。
・瓶に蓋をして、2週間ほどたまに振りながら放置します。
・2週間後、ハーブをこし取り、その液体を水と1:4の割合で混ぜ、スプレー容器に入れます。

この虫除けスプレーは、特に網戸への直接散布が効果的です。

使用前にはよく振ってからご使用ください。

ハーブに虫除けに効果ないってホント?まとめ

ハーブには一定の虫除け効果がありますが、市販の製品ほどの強力な効果は期待できません。

今回紹介する13種類のハーブは、どれも虫を寄せ付けにくい効果が高いとされています。

見た目や香りは個人の好みがあるため、お気に入りのハーブを選んで育て、ドライハーブや虫除けスプレーの材料として活用すると良いでしょう。

 

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