職場でLINEの連絡先を交換する提案があったとき、適切に断る方法は大切です。
直接に断ると関係が悪化するかもしれませんが、相手に敬意を示しながら断る方法もあります。
多くの人は、LINEを私的なやり取りに限定して楽しんでいます。
LINEのアカウント名が本名でなかったり、ニックネームだったりする人も多いですから、仕事で使うことに抵抗を感じる人もいますよね。
そういうタイプの人の場合、仕事上でLINEの交換をすることに抵抗があるでしょう。
こちらの記事では、職場でLINEの交換を上手に断る方法をご紹介します。
上司からのLINE交換の断り方を間違えると大変!
職場の上司や先輩などからLINEで連絡先を交換しようと言われた場合、上手く断らないと相手を不快にさせることがありますので、注意が必要です。
また、不自然な断り方は、職場での人間関係に影響を与えかねません。
避けるべきLINEの断り方
まずは避けるべき断り方の事例は次のようなものです。
・LINE交換したのち相手をブロックする
・LINEはプライベート専用にしているという理由で断る
・「LINEを使用していません」と嘘をついて断る
これらの行動は、将来的に職場での関係を悪化させるリスクがあります。
順番に見ていきますね。
LINE交換したのち相手をブロックする
断り切れずにLINE交換したものの、こっそりブロックしてしまうのは大変まずいです。
ブロックすることは、交換しておいて拒絶されたということで、バレた場合に人間関係にヒビが入りかねません。
LINEはプライベート専用にしているという理由で断る
そして、「プライベート専用なので」という理由も一見良さそうですが、やはり拒絶されている気持ちにさせてしまいます。
さらに同僚で繋がっている人がいたりすると、「あれ?仕事だけど同僚はいいの?」って思われる可能性があります。
「LINEを使用していません」と嘘をついて断る
さらに、LINEを使用していないなどと嘘をつくと、バレてしまったときに、やはりとても気まずいですよね。
上司からのLINEの断り方
上司からLINEの交換を断るときは、人間関係をスムーズに保つために細心の注意を払う必要があります。
断るときは、冷たくではなく、傷つけないように丁寧に断ることが望ましいです。
また、同時にLINEを断った際の代替えの連絡方法を提案しましょう。
例文をあげておきますね。
恐れ入りますが、仕事中はLINEの通知が邪魔なので、オフにしています。
緊急を要するご連絡には、LINEではなくショートメッセージや電子メールを利用していただけると、より迅速に対応できるかと思います。
LINEですと重要な連絡事項を見落とす可能性があるので。
お疲れ様です。
LINEでの連絡提案ありがとうございます。
ただ、私が通知を非表示にしているため、メッセージの確認が遅れることがあります。
業務連絡はメールでいただければ確実に対応できますし、緊急の際は以下の方法でご連絡いただければ幸いです。
このように、他の連絡手段を提案することで、協力的な態度を示し、スムーズなコミュニケーションを維持するようにします。
上司には、LINEの代わりにショートメッセージやメール連絡の利用がおすすめです。
先輩や同僚とのLINE交換の断り方
先輩へのLINEの断り方
職場で先輩や同僚からも、LINEでの連絡先交換を求められることがありますよね。
先輩や同僚に対する断りは、上司ほど気を遣わなくてもいいかもしれませんが、礼儀をわきまえつつやんわりと断るやり方が望ましいです。
こちらも上司同様「LINEの通知が多く、大切なメッセージを見落とす可能性があるため」と説明することで、忙しい日常を理由に断ることができます。
先輩に対する口頭での応答
たとえば、社内で会ったときなどにLINE交換を持ちかけられたりしますよね。
その場合、口頭だと次のような言い方を試してみて下さい。
公式アカウントからの通知が多く、個別のメッセージを見落とすことが多いのです。
大切なメッセージを見逃さないためにも、ショートメッセージでのやり取りをお願いできますか?
そうすることで、迅速に確認し、すぐに対応することができますよ。
この言い方は、先輩に敬意を表しつつ、親しみやすくコミュニケーションも取れておすすめです。
先輩へのメールでの対応
社内メールなどでLINE交換を持ちかけられた場合、次のように返信しましょう。
お疲れ様です。
先日のLINE交換の件について、別の連絡手段をご提案させていただきます。LINEは公式からの通知が多く、メッセージを見過ごすことがあります。
重要なご連絡を逃すことがないようショートメールやメールでの連絡をお願いできるとありがたいです。
その方が、こちらからの返信も速やかにできます。
どうぞよろしくお願いいたします。
このような提案だと、先輩や後輩との関係を大切にしながら適切な距離感を保つことができます。
親しい同僚とのLINE交換は?
同僚からのLINE交換の提案を断る場合も、先輩への対応と同様に礼儀を持って断ることが望ましいです。
ただし、同僚とは業務上や個人的に支援し合う関係があるため、そのつながりを深めることが有益な場合もあります。
特にLINEの交換に抵抗がない場合は、将来的な利益を考慮して、LINE交換をするのも良いですよね。
ただし、同僚の中にも交換したい場合としたくない場合があるかもしれません。
LINE交換したくない同僚とは、先輩に対する理由と同じような内容で断るしかないですし、そのへんは、上手く使い分けるようにしましょう。
職場でのLINE交換…断り方 まとめ
職場でLINEの連絡先交換を求められた際の適切な断り方を紹介しました。
直接拒否すると人間関係に影響が出るため、代替の連絡手段を提案することが有効です。
上司には礼儀を持って丁寧に断り、先輩や同僚にはもう少しカジュアルな方法で対応すると良いでしょう。
「LINEの通知を切っているため重要な連絡を見逃す」と説明することで、スムーズに対応することが可能です。